仙台市青葉区南吉成の歯医者・歯科医院|まさみ歯科

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歯合わせブログ

歯の酸蝕症について

歯の豆知識
虫歯じゃないのに歯がボロボロ!?😢

みなさん、「酸蝕症」をご存知ですか?
「酸蝕症」とは虫歯のように歯が溶けてしまう病気ですが、細菌(主にミュータンス菌などのむし歯菌)は関係しません。



原因として①産業性②飲食物③胃酸④薬剤の”酸”によって起こります。

産業性・・メッキ工場、ガラス細工向上、酸性ガス吸引による場合
飲食物・・炭酸飲料や酢、クエン酸、かんきつ類などの過剰摂取
胃酸・・逆流性食道炎や摂食障害によるおう吐などの胃酸の逆流によるもの
薬剤・・ビタミン、アスピリンなど酸性薬剤によるもの

まず、ph(ペーハー)とは何か?
水溶液の性質を表す単位の事をいいます。
0~14の目盛りを付け、アルカリの度合いを数字で表しています。
ph7中性とし、それ未満を酸性、
それより大きければアルカリ性を意味します。数字が小さければ小さいほど、酸性の性質が強いことになります。

ph5.5以下で歯が溶け始めます!
歯の表面を覆うエナメル質はph5.5以下になると溶け始めます。
そうすると、冷たい飲食物が凍みる知覚過敏やむし歯のような痛みが起こります。また、歯の表面が白濁(はくだく:白く濁ること)したり、黄ばむこともあります。
それくらい歯は酸に弱いという事を覚えておきましょう。

酸蝕症を防ぐためには?
だらだら酸性飲食物をとらない
習慣性おう吐や過剰なダイエットをしない
フッ化物やリカルデントなどで歯質の強化を行う
唾液の分泌量を促進させる
 ⇒就寝時は唾液の分泌量が減るので念入りに歯磨きを行い、就寝前の飲食は控えましょう。

※左からチェックアップジェル、ジェルコートF(フッ化ナトリウム)、MIペースト(リカルデント)
 当院では他にもケア商品が多数準備しております😉💗

☆酸性飲料をまとめた表があるのでこちらをご覧ください。
 水と牛乳とお茶以外、ほとんどが酸性飲料ということに驚きですね😲


食後の歯磨きのタイミングは?
最近では食後30分~1時間後の歯磨きが良いと耳にしますね。
食直後は「酸」によって歯が柔らかくなっている可能性があり、そこで磨くと歯が削れてしまうからです。
しかし、日本小児歯科学会では、子どもが通常の食事をしたときは早めに歯磨きをして、歯垢とその中の細菌を取り除いて脱灰を防ぐことの方が重要です、という見解を表しています。
なので、その人のリスク要因を見つけ出してその人に合ったケアをしていくのが大切です

ぜひ一度、定期健診にいらしてください!
(ケアについて詳しくは文字数の関係でお伝えしきれないので、ぜひ検診で聞いてください😉!)
酸蝕症は自分では気づきにくいので、そんな時は歯科医を受診しましょう。
歯科医に通院するのは歯の痛みを感じた時、という人が多いかもしれません。しかし、虫歯も歯周病も、酸蝕症も早めの対応が必要です。自分の歯が今どんな状態にあるか、確認しておきましょう!



まさみ歯科秋のニュースレターにも酸蝕症についての記事を載せているので是非ご覧になってください!
皆さんの大切な歯がいつまでも健康でいられますように・・