仙台市青葉区南吉成の歯医者・歯科医院|まさみ歯科

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歯合わせブログ

花粉症と歯

歯の豆知識
こんにちは😊

歯科衛生士の高橋です。



厳しい寒さもだんだんと和らぎ少しずつ春が近づいて来ましたね。

暖かくなってくると心も身体も元気になってきますが花粉症には辛い季節になりますね。

今回は歯と花粉症についてお話ししたいと思います。









この時期になると虫歯や歯周病がひどいわけではないのですが、上の歯がしみたり噛むと痛いなどの症状が起こることがあります。

これは花粉症による副鼻腔炎が原因かもしれません。

副鼻腔とは鼻の周りにある空洞で、花粉症を発症するとこの鼻腔に細菌が感染して鼻の中が腫れて炎症が起きている状態のことを言います。

副鼻腔炎には歯痛のほかにこのような症状がみられます。



副鼻腔炎かどうか判断するには


①ひびくようなうずく痛み

②歩いたり階段の降りる時、ジャンプした時にひびく感じがする。

③何もしていなくても違和感がある。

④鼻がつまっていたり色のある鼻水が出る。

⑤風邪を引いている、または最近引いていた。

⑥花粉症や鼻炎がある。

⑦目の周りが重い、痛い。

⑧全身的に倦怠感がある。

⑨頭痛がする。



このような症状があった場合は副鼻腔炎の可能性が高いと思います。

この症状があれば耳鼻科を受診して薬を処方してもらうと早く落ち着くと思います。



花粉症や副鼻腔炎など鼻詰まりになると口呼吸になってしまいます。

口呼吸になると鼻毛や鼻の粘液などのフィルターで取り除かれるウィルスがそのまま喉の粘膜に付着してしまい風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

それから口呼吸になると口の中が乾燥して唾液不足になり唾液の細菌の増殖を抑えたり殺菌効果の作用が十分に発揮できなくなります。

その状態が続いてお口の中で細菌が繁殖して虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。

さらに唾液が減ることで細菌が増えやすくなり口臭も強くなることもあります。

また花粉症の症状をやわらげる効果がある抗ヒスタミン薬には口が乾燥してしまう副作用があります。



そのため歯磨きやうがいを行うことで口の中を清潔に保つことや鼻スプレーなどを使用して鼻呼吸ができるようにすることが有効です。

また適度な水分補給で口の中を潤すことも大切です。

花粉症による鼻詰まりがひどい人は虫歯や歯周病のリスクが高いと認識しておくことが大切です。

普段の歯磨きをしっかりして歯周病を予防することや、定期的に検診を受けて口の中をケアすることがとても大切です。



お口の中での気になることや心配なことがあれば是非ご相談ください。