糖尿病について
歯の豆知識
こんにちは!まさみ歯科スタッフの菅原です!
10月に入りだんだんと寒くなってきましたね…!⛄
皆さん体調にお気をつけくださいね🤧!
さて今回はこのブログでも何度か取り上げている、歯科ともとても関わりの深い『糖尿病』について、さらに詳しくお伝えしていきます。
昨年の夏に衛生士3名で『宮城県糖尿病療養指導士』の資格を取得しました。
そこで学んだこと、またスタッフみんなに発表した内容を含めてお話ししていきたいと思います。
糖尿病は範囲が広いので3名で分担し、私からは糖尿病とはどのようなものなのか、糖尿病の急性合併症(低血糖)についてお話ししていきます。
◎はじめに血糖の仕組み
・毎日食べている食事には『糖』がたっぷり含まれます
・その『糖』は『小腸』から吸収されて血管の中へはいります
☆『糖』が血管の中に入ると血糖値は上昇します↑↑
・上昇してしまった血糖値を下げるために
『膵臓』から『インスリン』が分泌され『糖』を『エネルギー』に変換してくれます
・私たちの筋肉💪などに取り込まれます
☆血管中の『糖』が減るので血糖値は下がります↓↓
このような仕組みで糖は血管中に溢れることなく一定の範囲にコントロールされています。

◎糖尿病の原因とは?
・インスリンが足りない
・インスリンの作用不足
このような状態になると、血液中に糖が溢れて高血糖になります。これが糖尿病です。
◎糖尿病はどんな種類?
・1型糖尿病
膵臓からほとんどインスリンがでなくなることにより
血糖値が高くなる。
注射でインスリンを補う治療が必須。
・2型糖尿病
生活習慣や遺伝的な影響により、インスリンが出にくくなったり、インスリンが効きにくくなりして血糖値が高くなる。
食事療法・運動療法・飲み薬・場合によってはインスリン注射を使用する。
・その他の特定の機序、疾病によるもの
遺伝子異常や、膵臓・肝臓などの病気や、感染症などが原因で発症する。
・妊娠糖尿病
妊娠中に初めてわかった、また糖尿病に至っていない血糖の上昇をいう。
◎なぜ糖尿病は怖いの?
人の細胞は、血糖値が180〜200mg/dlくらいまでしか長期間は耐えられない・・・
それ以上続くと・・・
・血管がダメージを受ける(脳卒中・心筋梗塞)
・細菌、ウィルスに弱くなる
・細胞の変異が起こりやすくなる(慢性合併症につながる)
・低血糖(急性合併症)に陥る可能性がある
◎低血糖(急性合併症)とは?
血糖値が正常より下がりすぎた状態。(血糖値70mg/1dl以下)
・70mg/dl→ 空腹感・だるさ・冷や汗・蒼白・動悸フラつき
・50mg/dl→ 眠気・脱力・集中力の低下
・30mg/dl→ 意識障害・昏睡・痙攣
◎低血糖の対処法
「低血糖かも?」と自身で感じたときの対応
・血糖値を測定する
・吸収の早い、ブドウ糖・砂糖・ジュースなどを摂取する(キャンディー・チョコレート・クッキーなどは吸収が遅い)
・低血糖が続く場合は補食を繰り返す
意識がはっきりせず周囲が気づいた時の対応
・意識がはっきりしない場合は誤嚥の可能性もあるので、無理に経口摂取させない
・呼吸を確認し、痙攣がある場合は気道確保を行う
・救急車を呼び病院に搬送する
低血糖は非常に恐ろしいです。まさみ歯科の患者様にも糖尿病に罹患している方がいらっしゃるので、アポイントの取り方や体調の変化に気を付けながら診療していきたいと
思います。
糖尿病は日本では約1000人ほど罹患しています。
運動・食事・薬物療法はもちろん大切ですが、歯科の分野からも定期的なケアで糖尿病の血糖値のコントロールが出来ると言われています。
学んだ事を患者様にお伝えできるよう、お口や健康を守っていけるようサポートできればと思います。
10月に入りだんだんと寒くなってきましたね…!⛄
皆さん体調にお気をつけくださいね🤧!
さて今回はこのブログでも何度か取り上げている、歯科ともとても関わりの深い『糖尿病』について、さらに詳しくお伝えしていきます。
昨年の夏に衛生士3名で『宮城県糖尿病療養指導士』の資格を取得しました。
そこで学んだこと、またスタッフみんなに発表した内容を含めてお話ししていきたいと思います。
糖尿病は範囲が広いので3名で分担し、私からは糖尿病とはどのようなものなのか、糖尿病の急性合併症(低血糖)についてお話ししていきます。
◎はじめに血糖の仕組み
・毎日食べている食事には『糖』がたっぷり含まれます
・その『糖』は『小腸』から吸収されて血管の中へはいります
☆『糖』が血管の中に入ると血糖値は上昇します↑↑
・上昇してしまった血糖値を下げるために
『膵臓』から『インスリン』が分泌され『糖』を『エネルギー』に変換してくれます
・私たちの筋肉💪などに取り込まれます
☆血管中の『糖』が減るので血糖値は下がります↓↓
このような仕組みで糖は血管中に溢れることなく一定の範囲にコントロールされています。
◎糖尿病の原因とは?
・インスリンが足りない
・インスリンの作用不足
このような状態になると、血液中に糖が溢れて高血糖になります。これが糖尿病です。
◎糖尿病はどんな種類?
・1型糖尿病
膵臓からほとんどインスリンがでなくなることにより
血糖値が高くなる。
注射でインスリンを補う治療が必須。
・2型糖尿病
生活習慣や遺伝的な影響により、インスリンが出にくくなったり、インスリンが効きにくくなりして血糖値が高くなる。
食事療法・運動療法・飲み薬・場合によってはインスリン注射を使用する。
・その他の特定の機序、疾病によるもの
遺伝子異常や、膵臓・肝臓などの病気や、感染症などが原因で発症する。
・妊娠糖尿病
妊娠中に初めてわかった、また糖尿病に至っていない血糖の上昇をいう。
◎なぜ糖尿病は怖いの?
人の細胞は、血糖値が180〜200mg/dlくらいまでしか長期間は耐えられない・・・
それ以上続くと・・・
・血管がダメージを受ける(脳卒中・心筋梗塞)
・細菌、ウィルスに弱くなる
・細胞の変異が起こりやすくなる(慢性合併症につながる)
・低血糖(急性合併症)に陥る可能性がある
◎低血糖(急性合併症)とは?
血糖値が正常より下がりすぎた状態。(血糖値70mg/1dl以下)
・70mg/dl→ 空腹感・だるさ・冷や汗・蒼白・動悸フラつき
・50mg/dl→ 眠気・脱力・集中力の低下
・30mg/dl→ 意識障害・昏睡・痙攣
◎低血糖の対処法
「低血糖かも?」と自身で感じたときの対応
・血糖値を測定する
・吸収の早い、ブドウ糖・砂糖・ジュースなどを摂取する(キャンディー・チョコレート・クッキーなどは吸収が遅い)
・低血糖が続く場合は補食を繰り返す
意識がはっきりせず周囲が気づいた時の対応
・意識がはっきりしない場合は誤嚥の可能性もあるので、無理に経口摂取させない
・呼吸を確認し、痙攣がある場合は気道確保を行う
・救急車を呼び病院に搬送する
低血糖は非常に恐ろしいです。まさみ歯科の患者様にも糖尿病に罹患している方がいらっしゃるので、アポイントの取り方や体調の変化に気を付けながら診療していきたいと
思います。
糖尿病は日本では約1000人ほど罹患しています。
運動・食事・薬物療法はもちろん大切ですが、歯科の分野からも定期的なケアで糖尿病の血糖値のコントロールが出来ると言われています。
学んだ事を患者様にお伝えできるよう、お口や健康を守っていけるようサポートできればと思います。