こんにちは！衛生士の菅原彩乃です！
今日は口腔ガンについてお話していきたいと思います。
『口腔ガン』という言葉を耳にした方も多いのではないでしょうか。最近テレビでも取り上げられる機会が増えてきましたね！
「口にガンができるの！？」と驚かれる方も中にはいらっしゃいます。
口にもガンはできるんです！！！！


口腔ガンとは大きくわけて５つあります。
①舌癌（舌にできる）
②口腔底癌（舌と歯肉の間にできる）
➂歯肉癌（歯肉にできる）
④頬粘膜癌（頬の内側の粘膜にできる）
⑤硬口蓋癌（上アゴにできる）
などがあります。中でも一番多いのは舌癌といわれています。



それではこの口腔ガン、ガン全体の何％でしょうか？？
口腔ガンは、ガン全体の約４％しかありません。

どんな症状があるのでしょうか？？
１、初期の症状は痛みや出血はありません。
２、硬いしこりのようなものができることもあります。
３、口内炎がなかなかなおらない。
症状が進行すると、、、、、
４、腫れや潰瘍による痛み
５、食べ物が飲み込みずらい、しみる

等の症状がでてきます。
　
口腔ガンの原因はなんでしょう。
過度な飲酒や喫煙。その他口腔衛生不良、補綴物や入れ歯の不適合などがあげられます。

それではこの口腔ガン、ガン全体の何％でしょうか？？
口腔ガンは、ガン全体の約４％しかありません。

日本の口腔ガンの死亡率は35.5％です。罹患率が約4％に対してとても高い数値です。
一方アメリカでは罹患率は日本の約２倍ですが死亡率は19％と約半分の数値です。
他の先進国も死亡率は年々減少傾向にありますが日本は増加傾向なんです。

その原因定期検診の受診率の低さがあげられます。
アメリカでは半年に一度口腔ガン検診が義務づけられています。スウェーデンでは定期検診の受診率が高く早期発見ができるというわけなんです。

口腔ガンの５年生存率は60～80％と高い数値です。
口腔ガンは正しく理解すれば怖い病気ではありません。定期的に検診を行えば早期発見も可能です。

いつまでも美味しく食事、楽しく会話をしていきたいですね！