仙台市青葉区南吉成の歯医者・歯科医院|まさみ歯科

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歯合わせブログ

歯垢(プラーク)

歯の豆知識
こんにちは、受付の木下です。
そろそろこたつが恋しい季節となり、
我が家でもストーブが活躍しはじめました。
先日、冬の訪れを告げる雪虫が飛んでいるのを見つけて
季節の移り変わりを実感しました。

さて皆さんは歯垢(プラーク)という言葉を歯磨き粉のCMなどで耳にしたこが
あると思いますが、この歯垢はそのままにしておくと
歯や歯肉に悪影響を及ぼしむし歯や歯周病の原因になることをご存知ですか?
「聞いたことがあるけど、そもそも歯垢(プラーク)ってなに?」
「なぜむし歯や歯周病の原因になるの?」
ということで今回は、「歯垢(プラーク)」についてお話させていただきます。


◆歯垢(プラーク)とは
歯の表面に付着している細菌のかたまりです。
「歯垢は食べかす」と思っている方も多いのですが、食べかすではありません。
白色または黄白色でネバネバしています。粘着性が強いため歯の表面に
しっかりと付着し、うがいをしてもとれません。
プラーク1㎎の中には、およそ300種類約1億個もの細菌が存在しています。

◆なぜ歯垢がむし歯や歯周病の原因になるのか
~歯垢と歯周病~
歯垢は歯と歯肉の間にもたまります。歯垢が付着した状態が長く続くと
歯周病菌が出した毒素により歯ぐきに炎症がおこります(歯肉炎)。
歯肉炎を治療せずに放置すると、歯を支えている骨が溶かされてしまい
歯肉の出血や腫れ、歯のぐらつきなどの症状が現れて歯周病となります。

~歯垢とむし歯~
歯垢の中には歯周病菌だけではなく、むし歯菌も生息しています。
磨き残しが多いところや歯並びが悪いところ、古くなった詰め物と歯の境目など
に歯垢は溜まりやすいです。歯垢が付着した状態が長く続くと歯のカルシウムを
溶かし歯に穴が空いてしまい「むし歯」の状態となります。
むし歯は自然に治ることはありませんので早めに治療が必要となります。

◆歯垢を除去するには
歯の表面に付着している歯垢はうがいだけでは除去できませんので、
毎日のブラッシングや歯間ケアを徹底することが必要です。
自分にあった歯ブラシを使い奥歯や歯並びの悪いところ、詰め物の周りなど
は丁寧に磨きましょう。歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢を除去しきれませんので
デンタルフロスや歯間ブラシでしっかり歯垢を取り除きましょう。


むし歯や歯周病を予防するには毎日の歯磨きに加えて定期的な検診もお勧めいたし
ます。正しい歯磨きの方法を習得し定期的なメンテナンスを受けてお口の健康を保ちましょう。