仙台市青葉区南吉成の歯医者・歯科医院|まさみ歯科

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歯合わせブログ

食事からみた子どもの虫歯予防

歯の豆知識
 こんにちは、受付の田中です。暖かい日が多くなってきましたね。今回は子どもの虫歯予防について、管理栄養士としての視点からポイントを紹介していきたいと思います。歯に良い食習慣は幼い頃から身に付けておくことが出来れば一生の宝になります。お子さんの虫歯予防のためにぜひ参考にしてみてください!

【歯を強くする食事のポイント】
○カルシウムは積極的に食べさせて
 子どもの歯を丈夫に育てるにはカルシウムは欠かせません。特に子どものうちはカルシウムの吸収効率も高いので、永久歯が生え揃うまでの時期には意識してカルシウムを含む食事を出してあげましょう。牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品のほか、ひじきやわかめ、昆布等の海藻類、煮干し、干しエビなどにもカルシウムは含まれています。

○栄養バランスのとれた食事が重要
 健康な歯を育てるためには、カルシウム以外の栄養素も関わってきます。
・粘膜をつくる「たんぱく質」…卵、肉類、魚類、牛乳、大豆製品など
・歯のエナメル質をつくる「ビタミンA」…レバー、豚肉、ほうれん草、にんじんなど
・歯の象牙質をつくる「ビタミンC」…じゃがいも、野菜類、果物類など
・歯を強化する「リン」…米、肉類、卵など
これらの他に、紫外線を皮膚に浴びることで作られるビタミンDは、カルシウムの吸収率を上げる栄養素です。そのため太陽の下で元気に遊ばせる時間を作ることも大切です。

○おやつの与え方に気をつけて
 胃袋が小さく1回の食事量が少ない子どもにとって、おやつは必要な量の栄養を摂るための補食として重要です。しかし、子どもが欲しがる時にいつでも食べさせていると、虫歯になりやすいだけでなく、歯の再石灰化も妨げてしまいます。1日4回食と考え、おやつは決まった時間に与えるようにしましょう。「食べる時間」と「食べない時間」のメリハリをつけて過ごす生活が虫歯予防に繋がります。
 また、おやつという言葉のイメージからつい甘い物を与えてしまいがちですが、あくまでも補食の役割ですので、食事に準じた内容が良いでしょう。例えばおにぎりやうどん、サンドイッチ、お芋やとうもろこしなどの自然のおやつもおすすめです。

○飲み物の選び方にも注意
 ジュースを水代わりに与えたり、栄養補給のために野菜ジュースを飲ませている親御さんも少なくないですが、ジュースは糖分を多く含むため虫歯になりやすいだけでなく満腹感を感じやすいので食事量が減り、かえって栄養不足に繋がってしまうため注意が必要です。できる限り野菜は食事から摂取させてジュースはおやつ時間など決まった時間に与えるようにし、それ以外の水分補給はお水かお茶を選びましょう。

○食事のあとは歯みがきを忘れずに
 食事をするとお口の中は酸性に傾きます。これが虫歯になりやすい環境なので、食後はなるべく早いタイミングで歯みがきをするのが理想です。子どものうちから「食べたら磨く」習慣をつけておきましょう。

○まとめ
 毎日の食事は歯の健康ととても深い関係があります。歯が作られている子どもの時期の食習慣は大人になってからの歯の状態にも大きな影響を及ぼします。幼いうちから規則正しい食生活を身に付けさせるのは親御さんの大切な役目のひとつです。お子さんのきれいな歯を虫歯にしないように今回紹介したポイントを実践してみてくださいね。