仙台市青葉区南吉成の歯医者・歯科医院|まさみ歯科

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歯合わせブログ

お口の中の小帯について

歯の豆知識
こんにちは!歯科医師の中村です。
段々と涼しい日が増えてきましたね。朝晩は冷える日が増えてきましたので、体調管理には気を付けてくださいね☻

皆さんはお口の中の小帯という言葉を聞いたことはありますか?
小帯とは舌や頬、唇の内側の粘膜と歯茎の間をつなぐ、スジの部分のことをいいます。
小帯には上唇小帯・舌小帯・下唇小帯・頬小帯等様々な小帯がありますが、その中の舌小帯と上唇小帯についてお話していきたいと思います。

<舌小帯>
舌小帯とは、舌の裏側から下の歯ぐきに伸びているスジことです。このスジが生まれつき短かったり、スジが舌の先端についていることがあり、このような状態を舌小帯短縮症と言います。舌を前に突き出すと下の図のように舌の先端にくびれが出来。ハート型になります。
これにより舌の動きが障害され、舌っ足らずなしゃべり方になったり、ものが飲み込みにくくなる等の障害が起こることがあります。
軽度のものは経過観察で問題ありませんが、重度のものは切除が必要になります。


<上唇小帯>
上唇小帯とは、上唇の裏側から歯茎に伸びているスジのことを言います。通常、上唇小帯は2歳ぐらいまでは上の前歯の歯と歯の間に入り込んでいますが、成長とともに小帯の位置は上の方に移動していきます。そのため乳歯の間は経過観察となります。しかし、永久歯に生え変わって6~8歳ころになっても小帯の位置が変わらないお子さんもいます。
その場合、前歯の間に隙間があいてすきっ歯になってしまったり、汚れが溜まりやすくなり虫歯になる可能性が高くなります。必要があれば切除の処置が必要になります。


学校健診で小帯の位置異常について指摘された、お子さんのお口の中が気になる等、何か気になることがあればスタッフまでお気軽にご相談ください。