骨隆起について
歯の豆知識
こんにちは!歯科衛生士の三瓶です。
突然ですが、お口の中に何かボコッとしたものができている…硬い膨らみがある…
と気になったことはありませんか?それはもしかすると
「骨隆起(こつりゅうき)」かもしれません。
骨隆起は痛みがない場合が多く、本人が気づかないこともしばしばありますが、大きさや場所によっては痛みを感じることもあります。
今回は、この「骨隆起」について、原因や対処法、予防法などについて詳しく解説します。
①骨隆起とは?
歯茎の周りや上顎の骨が盛り上がり、コブのように出っ張ったもののことをいいます。
歯茎が薄くなっており、こぶが薄っすらと見えるため、その部分が白っぽくなっていることから気づくことが多いです。
歯を支えている顎の骨が噛んだ時の刺激によってコブ状の様なものになっているもので、ゆっくりと発育します。
②なぜできるの??
明確な原因は分かっていませんが、主に言われているのは「噛む力からの防御反応」です
骨隆起は、噛む力が強くかかる部分にできます。噛む力にる負荷に耐えられるように骨が過剰に成長したもの、それが骨隆起の正体です
③骨隆起ができやすい人の特徴は??
⭐️力仕事をしている方 ⭐️スポーツ選手 ⭐️長時間のPC作業をする方
⭐️食いしばりや噛みしめがある方など
ぎゅっと噛みしめたり、上下の歯を長時間接触させる癖のある方に多く見られます
④もし骨隆起ができたらどうすればいいの??
全て骨でできているため、触ると硬いのが特徴です。必要以上に触ってしまうと、歯茎の粘膜が傷つくことがあるため、触りすぎないように注意してください!
主に、食いしばりが強い方や歯ぎしりをされる方に多く見られ、日常生活に支障がない場合、無理に治療する必要はありません。
しかし、例外的に治療が必要な場合もあります。
⑤治療が必要な場合
入れ歯を使われる方で骨隆起にあたって痛みが出てしまう場合、骨隆起があることで義歯を作ることが難しい方、骨隆起があることで矯正装置をつけることが難しい方、骨隆起が発音をすることが難しいくらい大きくなった場合、治療をすることが必要になります。
残念ながら、骨隆起は自然になくなったり小さくなることはありません。
骨隆起を除去するには外科的な処置が必要になります。
また、一度取り除いた骨隆起でも噛み合わせによって再度骨隆起ができる場合もございます。
⑥対処法
「骨隆起」は基本的には処置は不要です。
しかし、骨隆起になる原因、つまり、過度の負担を軽減する事は、考えた方がいいです。
マウスピースで歯や顎を守る事や、上下の歯があたる時間をコントロールする癖をつけるなどの方法があります。
マウスピースは歯ぎしり、食いしばりがある方は骨隆起ができる前から装着しておくことで予防にもつながります。保険でも対応しております。
骨隆起は病気ではありませんので、過度に心配する必要はありませんが、手術を行う場合は痛みなども伴います。そうならないためにも、マウスピースをつけていただくことがおすすめです!

突然ですが、お口の中に何かボコッとしたものができている…硬い膨らみがある…
と気になったことはありませんか?それはもしかすると
「骨隆起(こつりゅうき)」かもしれません。
骨隆起は痛みがない場合が多く、本人が気づかないこともしばしばありますが、大きさや場所によっては痛みを感じることもあります。
今回は、この「骨隆起」について、原因や対処法、予防法などについて詳しく解説します。
①骨隆起とは?
歯茎の周りや上顎の骨が盛り上がり、コブのように出っ張ったもののことをいいます。
歯茎が薄くなっており、こぶが薄っすらと見えるため、その部分が白っぽくなっていることから気づくことが多いです。
歯を支えている顎の骨が噛んだ時の刺激によってコブ状の様なものになっているもので、ゆっくりと発育します。
②なぜできるの??
明確な原因は分かっていませんが、主に言われているのは「噛む力からの防御反応」です
骨隆起は、噛む力が強くかかる部分にできます。噛む力にる負荷に耐えられるように骨が過剰に成長したもの、それが骨隆起の正体です
③骨隆起ができやすい人の特徴は??
⭐️力仕事をしている方 ⭐️スポーツ選手 ⭐️長時間のPC作業をする方
⭐️食いしばりや噛みしめがある方など
ぎゅっと噛みしめたり、上下の歯を長時間接触させる癖のある方に多く見られます
④もし骨隆起ができたらどうすればいいの??
全て骨でできているため、触ると硬いのが特徴です。必要以上に触ってしまうと、歯茎の粘膜が傷つくことがあるため、触りすぎないように注意してください!
主に、食いしばりが強い方や歯ぎしりをされる方に多く見られ、日常生活に支障がない場合、無理に治療する必要はありません。
しかし、例外的に治療が必要な場合もあります。
⑤治療が必要な場合
入れ歯を使われる方で骨隆起にあたって痛みが出てしまう場合、骨隆起があることで義歯を作ることが難しい方、骨隆起があることで矯正装置をつけることが難しい方、骨隆起が発音をすることが難しいくらい大きくなった場合、治療をすることが必要になります。
残念ながら、骨隆起は自然になくなったり小さくなることはありません。
骨隆起を除去するには外科的な処置が必要になります。
また、一度取り除いた骨隆起でも噛み合わせによって再度骨隆起ができる場合もございます。
⑥対処法
「骨隆起」は基本的には処置は不要です。
しかし、骨隆起になる原因、つまり、過度の負担を軽減する事は、考えた方がいいです。
マウスピースで歯や顎を守る事や、上下の歯があたる時間をコントロールする癖をつけるなどの方法があります。
マウスピースは歯ぎしり、食いしばりがある方は骨隆起ができる前から装着しておくことで予防にもつながります。保険でも対応しております。
骨隆起は病気ではありませんので、過度に心配する必要はありませんが、手術を行う場合は痛みなども伴います。そうならないためにも、マウスピースをつけていただくことがおすすめです!