仙台市青葉区南吉成の歯医者・歯科医院|まさみ歯科

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歯合わせブログ

花粉症と歯周病の関係性

歯の豆知識
こんにちは🙌
歯科衛生士の猪又です✨
暖かく過ごしやすい季節になりましたが皆さんいかがお過ごしですか?
インドアが苦手な私はどこに出かけようかな、散歩に行こうかなととてもワクワクします😊

さて、暖かくなってから患者様から多く聞くようになった言葉があります。
それは『花粉症』です。みなさん目が痒そうだったり、鼻水がひどかったり、クリーニングの際もとてもつらそうです💦

そこで皆さんは花粉症と歯周病の関係についてお聞きになったことはありますか?一見無関係に思えますが、実は花粉症はお口の中にもトラブルを引き起こしてしまうことが知られている疾患です。

花粉症の主な症状❝鼻水・鼻づまり❞は、お口にとって【一番の大敵】です!
鼻が詰まると鼻呼吸ができなくなり、口で呼吸することが多くなります。
すると、お口の中の水分が蒸発しやすくなって、口の中がカラカラに乾燥してしまいます。

また、花粉症のお薬には唾液の分泌を抑えてしまうものが多くあるため、お薬を飲むとさらに口の中は乾燥した状態になります。
お口の中が乾燥していると唾液の浄化作用も十分働かず細菌が繁殖しやすくなりますので、その結果、歯の周りに歯周病の原因である歯垢(プラーク)がつきやすくなります。
歯垢(プラーク)の中には無数の細菌が住んでおり花粉症の時期は、いつもより歯周病(歯肉炎・歯周炎)になりやすいのです。


皆さん、花粉症と歯周病の関係性について知っていただけたでしょうか?
歯周病は恐ろしい病気です。歯肉炎は細菌が原因で歯肉に炎症が起きる状態で、さらに進行すると骨や歯周組織を破壊する歯周炎になってしまいます。
ただでさえ花粉症はつらいのに、口の中までつらくなりたくはないですよね😢

対策として・・・

*唾液の分泌を促す*

唾液は食べ物の消化吸収を助けるだけでなく、歯や歯肉を細菌から守る働きもあります。
もし、花粉症で口呼吸になってしまう場合は、キシリトールのガムを噛んだり、唾液腺マッサージで唾液の分泌を促し、水分をこまめに摂るようにしましょう。

*丁寧な歯磨きを*

プラークが歯石になる時間はおよそ48~72時間(2~3日)ですが口腔乾燥しているとさらに早まります。
2~3日歯磨きしない方は少ないと思いますが、歯磨きの癖や磨き残しやすい場所があれば知らぬ間に歯石になってしまい、歯ブラシでは取れなくなります。
デンタルフロスや歯間ブラシも必ず使用しましょう。
殺菌効果の高い歯磨剤も大変効果的です!

*歯科医院でのクリーニング*

磨きにくい部位のクリーニング、硬くなったプラークや歯石の除去はもちろん、患者様の磨き癖を見つけセルフケアのコツやおすすめのケア用品のアドバイスをさせていただきます( •̀ ω •́ )✨


鼻が詰まっている時のクリーニングに心配を感じる患者様も多くいらっしゃいますが『花粉症です』とお声がけいただけると、細まめな休憩や、チェアの角度の調整など、快適なクリーニング時間を過ごしてもらえるよう心を込めてケアさせて頂きますので安心してください😊👌つらい花粉症の時期でも、お口の中は快適に過ごせるよう私たちにお手伝いさせていただけたら嬉しいです🦷♪