仙台市青葉区南吉成の歯医者・歯科医院|まさみ歯科

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歯合わせブログ

妊娠糖尿病と歯周病

歯の豆知識
まさみ歯科ブログをご覧の皆様、こんにちは。
歯科衛生士の諫山です。
今回は、妊娠糖尿病と歯周病の関連についてお話しさせていただきたいと思います。

◎妊娠糖尿病とは?◎
妊娠中にはじめて発見された糖尿病にまだ至っていない糖代謝異常のことです。
もともと糖尿病でなかった人が、妊娠をきっかけに空腹時や食後の血糖値が高すぎる状態になることをいいます。
一般的な糖尿病とは区別されるため、妊娠前から診断されている糖尿病や、妊娠中であっても明らかに一般的な糖尿病と診断された場合は、妊娠糖尿病には含まれません。

◎血糖値が高い状態が続くと◎

妊娠すると誰でも血糖値が高くなりやすい体内の環境になります。しかし、血糖値が高い状態が続くと・・
母体への影響・・流早産・妊娠高血圧症候群などのリスク
胎児への影響・・巨大児・新生児の低血糖・低体重などのリスク
が高まります。

◎治療の基本は食事療法◎
食事療法のポイントは・・
1、1日のエネルギー摂取量を知る。
・エネルギー量から1日に摂取する糖質量を知ることが大切です。
2、糖質を含む食材を知る。
3、栄養をバランスよく摂取する。
 ・食事は主食・副食(主菜、副菜)をそろえる。
 ・鉄やカルシウムなどのミネラルを意識してとる。
 ・食物繊維を積極的にとる
4、食事を分けて摂取する。
食事療法を行っても血糖値が目標より下がらない場合は、インスリン療法を検討します

◎妊娠糖尿病と歯周病◎

妊娠中になりやすい口腔内トラブルとして、妊娠性歯肉炎があげられます。
妊娠性歯肉炎は悪化すると歯周病になり、歯周病は妊娠糖尿病とも深い関わりがあります。
歯周病は、糖尿病の合併症の1つです。
歯周病菌が血管に入ると全身を巡り、悪玉部質が増えてインスリンの働きを阻害し、血糖が下がりにくい状態になります。
そして妊婦さんに歯周病があると低体重児・早産のリスクがなんと7倍にもなってしまうのです!

また、妊娠糖尿病になり高血糖の状態が続くと、免疫力が低下し外部から侵入した菌やウィルスへの攻撃が弱くなるため、感染症に対する重症化リスクが高まり、歯周病が悪化しやすくなります。そのため、歯周病を改善すると、血糖コントロールもしやすくなるといえます。
◎妊娠糖尿病とお口のケア◎
妊娠糖尿病と診断されたらより血糖値管理のためにも、歯肉炎・歯周病などの口腔内のケアが大切になります。
外部からのウィルスや病原菌の多くは、食事や会話などによって口から入ると言われています。適切な歯磨きなどの口腔ケアやうがいに加えて、口腔内を乾燥させない事も重要です。口腔内を清潔にし、こまめに水を飲む習得をつけましょう!

妊娠糖尿病は、一般的な糖尿病とは違い、お産が終わるとほとんどの場合、正常な血糖値に戻りますが、加齢とともに糖尿病を発症するリスクが数倍に高まることもわかっています。
妊娠糖尿病と歯周病は密接に関連しています。妊娠糖尿病の患者様は歯周病リスクが高く、逆に歯周病が糖尿病の血糖管理を難しくする可能性もあります。
しかし、血糖値の管理、適切な口腔ケアそして定期的な歯科検診を行うことで、両方の病気のリスクを下げることが出来ます!
当院では、妊婦歯科検診はもちろん、妊娠糖尿病の食事の取り方などのアドバイスも行っておりますので、疑問や不安があれば、遠慮なくご相談してください