仙台市青葉区南吉成の歯医者・歯科医院|まさみ歯科

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歯合わせブログ

フッ素を歯に塗るとどんな効果があるのか?

歯の豆知識
こんにちは。まさみ歯科・歯科医師の中村です。
新元号となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回、記念すべき令和初のブログ更新となります。

さて、フッ素(F)は虫歯予防に効果的である、というのはよく耳にする話だと思いますが、フッ素とはどのようなものなのでしょうか。

フッ素は天然元素のひとつで、自然界に広く分布しています。
私たちが日常摂取している飲食物にもフッ素が含まれており、特に緑茶には多くのフッ素が含まれていいます。そのため、私たちは毎日フッ素を摂取しています。
フッ素が含まれる身近なもの

また、フッ素に期待できる効果は次の通りです。
1. 歯を強くする
もともと歯の表面はハイドロキシアパタイトという不安定な結晶で覆われていますが、フッ素によりフルオロアパタイトという安定した結晶構造に置き換わるため、虫歯菌の出す酸に強い歯質に変化します。
2. 初期虫歯の修復
見た目には穴は開いていないけれども、歯に白っぽい斑点がある状態は初期虫歯です。これは歯が酸によって脱灰しかけている状態です。まだこの状態であれば、フッ素のより歯の再石灰化を促進し、修復できます。しかし、歯に穴が開いてしまった場合には自然治癒は見込めないため、歯科医院での治療が必要になります!
3. 虫歯菌の抑制
口腔内には700種類の菌が住んでいます。ブラッシングで虫歯の原因菌をすべて除去することは不可能です。フッ素は虫歯菌の産生する酸の働きを弱めたり、虫歯菌自体の働きを抑制します。

特に乳歯や生えたばかりの永久歯(幼弱永久歯)はフッ素にあまり触れていないため、虫歯菌に弱い状態ですので積極的にフッ素を応用させていきましょう!

フッ素の応用方法は一般的に次の3種類です。
1. フッ素塗布
歯に直接高濃度のフッ素を塗布する方法です。特に乳歯や幼弱永久歯に定期的に塗布することで高い虫歯予防効果があります。半年に1回程度の塗布を繰り返すことで効果が得られます。
2. フッ素配合歯磨き剤
毎日の歯磨きでフッ素配合歯磨き剤を使用していただく方法です。歯磨き後はフッ素を口腔内に多く留めておくため、すすぎは1,2回にしましょう。
3. フッ化物洗口
フッ素洗口液でぶくぶくうがいをする方法です。

これらを組み合わせることによって、より高い虫歯予防効果を期待できます!!
まさみ歯科ではフッ素塗布やフッ化物配合歯磨き剤の取り扱いも行っていますので、お気軽にお声がけください。
まさみ歯科で扱っているフッ素入り歯磨剤の一例
特にSP-Tジェルはフッ素濃度が1450ppmの高濃度に配合されていますのでお勧めですよ!