仙台市青葉区南吉成の歯医者・歯科医院|まさみ歯科

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歯合わせブログ

咬筋ボツリヌス療法について

歯の豆知識
こんにちは、歯科医師の中村です。
お盆休みも過ぎ、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は咬筋ボツリヌス療法についてお話させていただきたいと思います。

ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌が産生するタンパク質(ボツリヌストキシン)を筋肉内に注射し、筋肉の過活動や緊張の改善を図る治療です。
医科分野では40年以上前から使用されている安全なお薬です。日本では1996年から保険使用が開始されています。多くの方になじみのある疾患としては、多汗症・過活動膀胱等が挙げられます。
まさみ歯科ではボツラックスという効果と安全性が認められた薬剤を使用しています。


当院では、歯ぎしりや顎関節症・咬筋肥大の改善、それに伴う頭痛や肩こりの改善を目的に咬筋にボツリヌス治療を行っています。
歯ぎしりに対する治療は保険内では就寝時につけるマウスピースの作成のみになっています。しかし、マウスピースの違和感が強く、なかなか使用できない方がたくさんいらっしゃるのも事実です。そんな方に特におすすめの治療になります。
もちろん、マウスピースを問題なく使用できている方は併用して頂くとより効果的です。

注射を行う部位は咬筋という筋肉になります。
施術部位は日焼け止めや化粧は落としての施術になりますが、施術直後からお化粧は可能ですので、必要な方は施術後に化粧直しして頂いて問題ありません。
副作用として、施術後数日は重苦しい感じがしたり、投与部に内出血や赤みが生じることがありますが、通常1週間以内に落ち着きます。
ダウンタイム等はほとんどありませんので当日は飲酒や激しい運動等を避けていただければ、すぐに日常生活を送ることが出来ます。


効果の持続期間は個人差がありますが、3ヶ月~6ヶ月になります。効果が薄れてきた頃に次の投与を行うのがおすすめです。
反復することにより効果の持続期間は長くなります。
また咬筋を動きにくくすることにより、咬筋肥大の改善も期待できます。


治療にご興味のある方はスタッフまで是非お気軽にお問い合わせください。