仙台市青葉区南吉成の歯医者・歯科医院|まさみ歯科

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歯合わせブログ

年代別の虫歯について 🦷

歯の豆知識
こんにちは。まさみ歯科院長 小野正美です。

梅雨もまだ開けませんが、連日、猛暑日が続いていますね💦水分補給をしっかりして、この暑さを乗り切りましょう。

さて、今回は年代別の虫歯についてお話します。


虫歯といっても実は、年齢によって虫歯になりやすい場所や進行状態に違いがあります‼

比較的若い子供は、歯と歯の間や、奥歯の溝から虫歯なる事が多いです。
 
乳児期は、歯の一番外側の部分エナメル質が薄いため、虫歯に一度なると急速に虫歯が進行します。これは乳歯の虫歯の特徴です。
急速に進むためあっという間に神経にたっして、痛みがでて神経治療になることも多々あります。また、哺乳瓶を3歳ころまで
頻用し、哺乳瓶からジュースを常習化すると、上の前歯が溶けて虫歯になる「ボトルカリエス:または、哺乳瓶う蝕と呼ばれています。(カリエスは虫歯という意味)」が
おこります。
 :エナメル質の表面が溶けてきています!!



 
基本乳幼児期のジュースは、健康面や虫歯のリスクからおすすめできません。水分補給は麦茶やお水で十分です🌟

十代での虫歯は、やはりスポーツ飲料や炭酸水を常習的に飲料水として飲んでいると、引き起こされる場合があります。とくにスポーツ飲料水は、学校の部活活動で水分補給に一役かっていますが
それを家庭での食事する際に、日常的に飲んでいると、上下の歯が一気に虫歯になります。特徴としては短期間に浅く広範囲に虫歯がひろがります。


 :ペットボトルの中には角砂糖は9個以上入っています。甘く美味しい飲み物には多数の加糖が入っているので注意が必要です。


 :多数の歯が、一気に虫歯になっていきます。(歯の表面のエナメル質が溶けだしています・・・)





中高年の4,50代から気をつけたい虫歯は、歯の根元からなる「根面カリエス:根面う蝕(う蝕=カリエスは虫歯)」です。歯周病で歯肉が下がり歯の根元がみえます。

歯の根元はエナメル質はではなく、セメント質と呼ばれる弱い部分になります。エナメル質より脆弱なため、また、歯の根元は、歯垢のたまりやす部位にあたるので
虫歯の好発部位にあたります。また、比較的虫歯の進行も緩やかなのが特徴です。

 :歯の根元からの虫歯は進行すると折れることがあります。折れてしまうと抜歯するリスクが、高くなります。黒い部分が虫歯です!!


どの年代にも共通ですが、一度虫歯になってしまうと自然に治ることはありません。日頃からの食事や飲料水、口腔ケアが大切です。
特にお勧めは、高濃度のフッ素の歯磨き粉を取りれることです(但し乳幼児の使用できるフッ素濃度は500ppmになります。
6歳未満は1000ppm以下6歳以上で1450ppmのフッ素が使用可能となっています。)

市販さているは歯磨き粉の中には、1450ppmの高濃度のフッ素入りの歯磨き粉があります。それを日頃から使用し、特に歯の根元を意識して
磨くと良いでしょう。また、使用の量も少ない量ではなく、1㎝から2㎝位を目安に使用するといいでしょう。
そして、うがいは何回もしてしまうと、せっかくのフッ素が流れてしまうため、1,2回のうがいで済ませましょう。

 
これから夏本場を迎える時期です。熱中症対策も意識しつつ飲み物に入っている成分に注意して、飲料水を取りましょう。暑い時期に食べたくなるアイスクリームやかき氷にも
注意です。外出先で歯を磨くことが出来ない場合、甘い飲料水やアイクリーム等食べた後、軽く水でうがいをするだけでも違います。🦷

虫歯の特徴や好発部位を意識して、日頃の歯磨きを頑張りましょう!!