仙台市青葉区南吉成の歯医者・歯科医院|まさみ歯科

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歯合わせブログ

マウスピースの重要性

歯の豆知識
ブログを御覧の皆さん、こんにちは。副院長の野口です。
今年の季節の移り変わりは、例年になくとても早く、夏も早く到来し、かなりの
暑さになるとのこと。マスクも常時着けていないといけないので、どうか皆さん
熱中症には十分お気を付けください。
さて、今回のテーマは、『マウスピースの重要性』です。
マウスピースと一言で言っても、おおまかに
① 顎関節症用マウスピース(歯ぎしり・食いしばり用)
② 矯正用マウスピース(治療用・保定用)
③ ホワイトニング用マウスピース
④ スポーツ用マウスピース

など色々な用途があります。
その中でも、一番よく臨床でよく用いられているのが、歯ぎしり・食いしばり用のマウスピースです。


 
成人のうち、およそ80%が歯ぎしりをしていると言われていますが、そのうち本人が自覚できているのは、わずか10%ほどしかいないのです。
歯ぎしり・食いしばりのほとんどが、寝ている間などに無意識に行ってしまい、
家族などに指摘されてやっと、自覚することができることが多いのです。
歯ぎしりには、横に歯を動かすグラインディング、歯をくいしばるクレンチング、歯をカチカチ合わせるタッピングがあります。
音が出やすいグラインディングなどは自分や家族が気づきやすいのですが、音が出ないクレンチングは自覚症状がほとんどない場合が多いです。
意識がある時、歯が合わさる時間は1日20分程度と言われています。また、自分を守るための反射があるため強い力で噛みこむことはワザとでなければありません。
しかし、無意識の時、特に寝ている時には反射が働かないため、歯ぎしりで強い力が何時間も歯や顎に加わるため、自分の歯が壊れていきます。
【歯ぎしり・食いしばり用のマウスピースの効能】
〇顎関節症(顎の痛み)に効果的
〇歯根膜炎(噛んだ時の痛み)に効果的
〇知覚過敏(歯が凍みる)に効果的
特に実際の臨床で診られることが多く感じます。
                歯頚部に応力が集中し、実質欠損(楔状欠損)し象牙質が露出し凍みてくるのです。


〇咬耗(歯の削れ)に効果的
〇歯牙破折に効果的
〇歯周病(歯が揺れる)に効果的

以上のように、マウスピースには、色々な効能があり、私自身も毎晩使用していますが、
起床時に肩・首あたりが弛緩されて楽なのと、熟睡できるようになったと実感しています。

作成に当たっては、保険が適応になり、三割負担の方は、約5000円
作成することができますので、御興味がある方は、お気軽にスタッフまで
声をかけてください。

※なお、市販で作成できるマウスピースは、正しい顎位(嚙み合わせ)で作成できていない可能性があり、
逆に顎関節や症状を悪化させてしまう可能性がありますので必ず歯科医院で作成することをお勧めします。